【税金】増資すると贈与税がかかる？

執筆日：2018年10月22日(月)

増資とは、会社の資本金を増額することですね。

例えば建設業や派遣法等の絡みで増資を行うケースもあります。

その他にも様々な理由で増資を行うケースがありますが、『贈与税』が発生するケースもあります。

特に黒字経営で順調に業績を伸ばしている会社ほど注意しましょう！

　(1)例①　増資で贈与税がかかる場合

　(2)例②　増資で贈与税がかからない場合

　(3)増資で贈与税がかからない方法

　(4)まとめ

例えば、Aさん（父）が1株1万円×1000株で会社を設立したとします。

怒涛の好業績で1株当たりの時価が10倍になりました。

そこで、父Aさんの息子Bさんが設立当初の出資額と同額の1株1万円×1000万円で出資するとどうなるでしょう？

(1)と殆ど同じケースですが、1点異なる点があります。

異なる点は、

Bさんが出資金額を増資直前の株式価値と同額で出資（1000株1億円）で出資したことです。

(1)、(2)で唯一異なる点は、Bさんが増資直前の株式価値（時価）で

出資したかどうか？です。

つまり、

◎増資直前の株式の時価で増資すれば問題ありません！

その他にも

◎既存株主が増資を引き受けた場合

　…上記のケースだと父Aさんが引き受けた場合は生じません。

◎会社が増資後も債務超過の場合

　…株式価値がプラスにならないためです。

　　贈与税は生じません。

以上が、「増資で贈与税かかるケース！」のまとめとなります。

実は非上場会社の場合、この株式価値（正しくは「時価」です）の計算が

非常に大変でして、、増資の際には必ず顧問税理士さんに相談しましょう！

贈与税は税金の中で、負担が大きい部類なので注意しましょう！

余談ですが、今回のコラムは今までのコラムの中で一番時間をかけて画像を作ってみたのですが、文字が小さく見にくいのが残念です涙

…次回からのコラムに活かします！

今回のコラムは以上となりますが、

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