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【節税】無駄遣いの節税は逆効果!

執筆日:2018年11月6日(火)

モノやサービスに投資して、それを一時に経費に算入することで

税金を下げる節税があります。

 

例えば、『少額減価償却資産を利用した節税』や『中古車を利用した節税』が該当します。

 

これらは、会社にとって有用であったり、将来の売上につながるものであれば、

有効です。

 

しかし、不要なものを購入するのであれば、全くもって逆効果です。

キャッシュが減って、意味のない財産しか残りませんので要注意です。

 

今回は、代表例の『少額減価償却資産を利用した節税』を中心に

例を出して解説します。

 

 (1)そもそもの節税の仕組み

 (2)無駄遣いは逆効果!の理由

 (3)まとめ

(1)そもそもの節税の仕組み

 モノやサービスに投資して、購入費用等を一時に経費算入する節税

 があります。

 代表例が『少額減価償却資産を利用した節税』です。

 殆どの会社が利用した事があると思いますが、

 まず、上記の節税の簡単な概要を解説致します。

少額減価償却資産を利用した節税とは?

 通常は、資産を購入した場合は一括で経費に算入することが

 できません。

 20万円のパソコンを購入したら、原則は4年間に分けて経費に算入していきます。

 

 『少額減価償却資産を利用した節税』とは、30万円未満の資産で

 あれば、要件を満たせば、経費に一時に算入する事ができるというものです。

 

 1台では効果が少ないですが、1間で300万円まで利用可能です。

 

 決算時に思ったより、利益が出た場合によく使われる節税で、

 決算直前でも行う事ができる節税として多くの会社で利用されています。

(2)無駄遣いは逆効果!の理由

会社にとって有用であったり、将来につながる投資であれば、

もちろん有用です。

 

しかし不必要なものを節税だからといって購入するのは、

逆効果です。

 

例えば、3月決算の利益1000万円の会社を例に

解説していきます。

 
ケース1 何もしなかった場合

 利益1000万円に対する税額は凡そ270万円です。

 

 この場合、

 ①決算対策    0円

 ②納税    270万円

 

 の合計支出は270万円です。

ケース2 決算対策で不要なものを300万円分購入した場合

 節税だからといって、300万円分不要なものを購入した結果、

 利益は700万円になりました。

 

 この場合、

 ①決算対策  300万円

 ②税金    170万円

 

 の合計支出は470万円です。

 

 ケース1より支出が増えた結果、

 キャッシュが200万円減り、得たものは不必要なものです。

 

 これでは、全く意味がありません。

③なぜこうなったのか?

 少額減価償却資産を利用した節税では、決算対策として

 モノを購入します。

 

 何も対策しない場合には、納税額しか支出は生じません。

 

 少額減価償却資産を利用した節税の場合、

 『納税額 + 購入費用』の支出しますので、

 何も対策しない場合よりキャッシュが減ります。

 

 その代わりに、モノが会社に残るのですが、

 有用でない場合には、キャッシュが余分に支出しただけになります。

 

 また会社にとって有用な場合でも、過度な購入は、

 資金不足に陥りますので、注意しましょう!

(3)まとめ

以上が、「無駄遣いは逆効果!」のまとめになります。

 

節税だからといって、無駄遣いすると逆効果です。

また購入系の過度な節税は、資金不足を引き起こしますので、

注意しましょう。

 

今回のコラムは以上になりますが、お問合せ・ご依頼等は

こちらよりお願いいたします。

【この記事の執筆者】

 

税理士 大栗 崇一郎

    (おおぐり そういちろう)

 

大学卒業後、国税3法を含む税理士試験に25歳で官報合格。

東京都内の複数税理士法人にて約6年間業務に携わった後に独立。

現在は東京都・埼玉県を中心に会社支援・会社税務に特化した税理士事務所の代表を務める。

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