税理士事務所 IBEE
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【個人税金】基礎控除とは？
2020年に基礎控除が改正で変わります！
執筆日：2019年2月5日(火)
「基礎控除」とは、現在は全ての人が使える所得控除で、
会社員(給与所得者)も個人事業主(事業所得者)も大家さん(不動産所得者)も
皆さん一律にができ、個人の税金を下げています。
この「基礎控除」についてですが、2020年度から変わります！
今回の記事では、
そもそもの「基礎控除の仕組み」と「改正での変更点」を
解説していきます！
超ざっくりですが、イメージとして個人の所得税等は
上記の流れでが計算されています！
事業所得や給与所得等から所得控除を差し引くと「課税所得」になります。
「課税所得」に一定の税率をかけると、所得税が計算されます。
「基礎控除」は所得控除の1つです！
課税所得を減らしてくれるので、
結果的に税金を減らしてくれるというわけです。
現在は要件はなく、全ての人が受けられます！
※2.で解説しますが、
2020年から基礎控除を受けられなくなる人が出てきます。
所得税の基礎控除額は、現在38万円です！
ちなみに、住民税の基礎控除は現在33万円となります。
※2.で解説しますが、
2020年から基礎控除額が変わります！）
現在は、全ての人が一律に、
所得税の基礎控除38万円、住民税の基礎控除が33万円です。
しかし、2020年から基礎控除額が下記に変わります！
合計所得金額2400万円以下までは、
基礎控除が所得税48万円、住民税が43万円と控除額が増えます！
ラッキー！と思っている方も会社役員・従業員の方は注意です。
給与所得控除が同年に改正で下がる（増税）ので、
結果的にはチャラになります。
（事業主の方はセーフ！）
そして、合計所得が2400万円を超えると基礎控除額が減っていき、
2500万円超から、基礎控除額の適用はなくなります！
以上が、「基礎控除とは？改正で2020年から基礎控除はどう変わる？」となります。
全ての人が一律で受けられていた基礎控除ですが、
2020年から高所得者以外は控除額が増え、
高所得者は基礎控除が下がるor無くなります。
今回のコラムは以上となりますが、
ご不明点やご質問等があれば、お気軽にこちらよりご連絡ください。
【この記事の執筆者】
税理士 大栗 崇一郎
(おおぐり そういちろう）
大学卒業後、国税3法を含む税理士試験に25歳で官報合格。
東京都内の複数税理士法人にて約6年間業務に携わった後に独立。
現在は東京都・埼玉県を中心に会社支援・会社税務に特化した税理士事務所の代表を務める。
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